工業糸について
工業糸は混率にもよりますが、紡績する際に油を使用したり、糸巻をする際に蠟引き(糸に蠟を付けて糸の滑りを良くして,編み機で編みやすくして、糸切れを防ぐ役割があります。)をしています。
このような油や汚れや蠟などを取り除くために、工場では編まれた製品を洗い、縮絨をかけます。
ニットではこの洗い、縮絨をすることによって風合いだしをすることも目的になります。
(一部の糸では洗わないこともあります。)
編地 ゲージ作成
編み物をする前にまずはゲージ作成をしてください。
編地を作成して、洗い、縮絨をしていただき、縮率を確認してください。
素材にはよりますが、洗い、縮絨後糸が膨らみますので、編み度目に注意お願い致します。
工業糸の洗い方について
前置き
工業糸の洗い、縮絨は各工場様々な仕上げ方法があります。
編地の度目、洗い時間、乾燥時間、等により様々な風合いが生まれます。
何が正しい洗い方ではなく、どのような風合いに仕上げたいかによって工場ごとに様々な洗い、縮絨のレシピを持っています。
それは大切な各工場の技術で門外不出です。
ですので、お客様がお客様自身の洗いのレシピを見つけて、あなただけの仕上げ方法を探してお楽しみください。
下記は洗い、縮絨の一例になりますのでご参考にしてください。
注意点
洗い、縮絨の際は必ず単体で他の物と一緒に洗い、縮絨作業しないようにお願い致します。
糸から未固着染料などが出て、移染する恐れがあります。
- プレス(アイロンがけ)
アイロンをかけて、編み目を整えてください。
*温度にはご注意お願い致します。素材に合わせて設定お願い致します。 - 前洗浄(洗剤あり)
温度 約30℃~40℃
時間 1分~10分
脱水
原料の汚れ、未固着染料、紡毛油などの除去を行います。 - 縮絨(洗剤あり)
温度 約30℃~40℃
時間 1分~10分
脱水
素材の風合い出し、サイズだし、残不純物の除去など
素材、色、企画などにより時間はさまざまになります。 - すすぎ
汚れ、洗剤などの除去 - 柔軟仕上げ
お好みの風合いによって投入してください。 - 脱水
絞り皺が出ない程度に脱水してください。 - 乾燥
タンブラー乾燥
温度 60℃
時間 1分~3分
(*乾燥時間によって、素材の縮みすぎなどご注意ください)
その後自然乾燥
自然乾燥のみでも大丈夫です、お好みの風合いに合わせて乾燥してください。 - プレス(アイロンがけ)
アイロンをかけて、編み目を整えてください。
*温度にはご注意お願い致します。素材に合わせて設定お願い致します。
様々な風合いを探してお楽しみください。
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